アンリ・シバの旅日記

列車で巡る南ドイツの旅(バイエルン地方)

南ドイツ旅行・珍道中記

第1日目 4/8(火) 東京 → フランクフルト


    


 自宅を出たのが8時、成城学園前でのこの時間だといつもの小田急線は超満員の通勤客で押しつけられて潰れそうになるほど混んでいる。寒い寒いと言われているドイツの気候を考え、コートを着てリュックを持っての乗車はさぞ大変と覚悟を決めていたが、来た電車が思ったより混雑していなくて押さえ付けられる程でなくラッキーであった。
 成田方面に行くとき、いつもは新宿から山手線で日暮里に行き、京成線の特急に乗り換える。今日は山手線の混雑を避け、新宿で都営地下鉄新宿線に乗り換え本八幡へ、ここで京成特急に乗り成田第二空港へ、成田第二空港には10時半ごろ到着。ここでKさん夫妻、S夫人、Y夫人と落ち合う。
 カウンターで搭乗手続きをする。イラク戦争のため海外旅行を控えている人が多いと聞いていたので、飛行機はガラガラで寝て行かれると思ったのは浅はかな考えであった。座席は満席とのこと、aisle seat が取れず他の乗客の間に挟まれて座ることになった。トイレに行くにも不自由、身体をほぐすため自由に通路に出られない、こんな状態で12時間過ごすとエコノミー症候群になってしまう。機内食の昼食は15 時頃とのことで搭乗前に軽い食事にうどんを食べた。 何故 Frankfurt 便が満席になっていたかは Frankfurt に着いて初めて分かった。イラク戦争にイギリスも加わっているため、通常イギリスのヒュースロー空港へ飛び、そこからヨーロッパの各都市へ向かっていた乗客がテロを避けて Frankfurt に飛んでいたためであった。出国手続きでは出国審査官が、女王様の顔とパスポートを何度も見返す。パスポートの写真と今の顔が少し変わっていたのか、それとも帽子をかぶっていたせいかも知れない。定刻13 時に離陸しFrankfurt までは飛行機もあまり揺れることなく、綺麗なお姉さん方のお世話を受けながらのフライト。普通は快適と言いたいところであるが狭い座席に閉じこめられた姿勢で過ごすのは13 時間の禁煙よりつらい。女王様は飛行機の中でクリスチャン・ディオールの口紅を買った。「土産代は1万円と言っていたのにこんな所で金を使って良いのか」と言うと「これは土産ではない。私のものだ。あなたのタバコと同じ」とおっしゃる。

 現地時間 18 時前 Frankfurt 上空にさしかかる。アウトバーンが見える。空港の滑走路が見えて無事着陸。「無事着陸しました」の放送があり何故か拍手が起こった。誘導路を随分走って第二ターミナルの駐機場に着く。飛行機を降りた所に Queens Hotel まで案内するJALの職員が待っていた。普通は入国手続きが終わった所で待っているものであるが、Frankrurt 空港はヨーロッパで 1・2 の大きさの規模の空港で、入国手続きをする所に行き着くまでにトランジットの客のためのスペースでしょうか、途中沢山の店もあり、どう行ったらよいか案内して貰わないと分からないほど広い。第二ターミナルでこの広さであるから第一ターミナルを含めた全体の大きさが想像できる。第一ターミナルと第二ターミナルはスカイウエイとバスで結ばれている。入国手続きを終え飛行機で見えたアウトバーンを通ってホテルへ向かう。

  チェックインを済ませ部屋へ入ると片方の壁面全体が鏡で、もう一方の壁面は幅の狭い縦長の鏡で覆われていて部屋全体がより広く見える。鏡・家具・洗面所・風呂すべてピカピカに磨かれていて、さすがドイツと感じ入る。部屋に灰皿がない。こんなに部屋をピカピカに磨いているのだから部屋は禁煙なのか早速 broken English で尋ねる。Yes,とか No,で簡単に答えてくれると思ったら、「私どものホテルは吸える部屋と吸えない部屋に分かれています」と早口で答えられとまどう。私の部屋はどうか尋ねるとコンピューターで調べて吸える部屋であることが分かり一安心する。明日は天気が良さそうなのでライン河クルーズに出かけることに決めてドイツでの最初の夜の眠りについた。

(つづく)



ドイツ旅行 一口メモ

 ドイツに限らず、チップ制度の国へ行くときは、小銭を準備しておくと良い。ドイツに着いたその時から小銭が必要である。ホテルまでタクシーに乗れば運転手にチップがいる。ポーター、ドアマン、ルームメイドにも必要、トイレに入れば使用料か、こころざし(チップ)がいる。日本で現金に換えられるのは最低が5ユーロ紙幣である。

チップの目安   タクシー 料金の10%   ポーター 0.5~1ユーロ
         メイド  0.5~1ユーロ
         トイレ  0.25~0.5ユーロ

 5ユーロを払うのは勿体ない。空港に着いたら何か買い物をして小銭を作るか、出発前にユーロの小銭を持っている知人から借りておく。