天女山

天女山

天女山頂上の碑

天女山の道標 左は天女山展望台、右は天の河原

天女山由来の案内板

天女山の頂上に天女山の由来について、大泉村観光協会の案内板があり、次のように書かれている。

天女山の由来
 昔々、諸国の神々が瑞穂の国の中程にあたる齋の杜(今はことばがなまって「美し森」と呼ばれている)を盤座の山と定めて、八百万の神々が天下り、年に一度集まり、その歳の国を治める掟を話し合うならわしがあった。この杜が齋庭として使われていた。これが終わると天女山に住む仕女を招いて、舞を奉仕させた。仕女は齋の杜にはべる時は、天の河原で身を浄め、舞衣は羽衣の池で洗い浄めて用いた。天女はこの地に好んで住むようになり、この山を天女山と名付けられた。

注 1:瑞穂の国 = 瑞穂(みずみずしい稲の穂)を産する国の意で日本国の美称
  2:齋(いつき)= 神をまつる場所
  3:盤座 = あぐらをかいて座る
  4:美し森 = JR小海線清里駅から北上する道路(コスモス街道)と八ヶ岳高原ラインが交差する北側の高地。標高1,543mの展望台付近からは、八ヶ岳の主峰・赤岳から南アルプス、甲府盆地とその先の富士山、奥秩父、浅間山と360度すべてが見渡せる眺望のよさと四季折々の花の美しさが魅力。周辺は植物や野鳥の宝 庫。初夏にはレンゲツツジや国の天然記念物のオオヤマツツジが開花し、観光客で賑わう。
  5:羽衣の池 = 美し森北西1,000mくらいのところ
  6:天女山 = 標高1,528.8m JR小海線甲斐大泉駅から北上し、八ヶ岳高原ラインとの交差点の北側の山。頂上まで舗装道路があり駐車場もある。     
  7:天の河原 = 天女山北方500mくらいのところ

美し森(1542.6m)と天女山(1528.8m)の間は、所要時間約3時間のハイキングコースになっており、ツツジ・高山植物・野鳥・渓谷などの自然が満喫できる。
 美し森 → 羽衣池 → 川俣渓谷 → 県営八ヶ岳農場 → 天女山


                                     (2006・ 9・ 23)