『アカイヌ王国』の紹介  

小さなアカイヌ山荘を写真で紹介(続き)

 

スノーマンがやって来た(2001・11)

 

窓から誰かが家の中を覗いている
よくよく見れば
snowman ではないか
外に出て見ればベランダのテ-ブルの上に snowman がいた。帽子・マフラ-・手に持った箒なと゜電飾が綺麗だ。
目や鼻・ボタンも電飾の色が変わる。


またまた変なヤツがやって来た(2002・9)

2002年を迎え、アカイヌ王国にもそろそろ春が訪れる頃、窓の外で何かが部屋の中を覗いていた。また、何か来た。柴犬のようだ。
外に出て見ると柴犬の格好はしているが少し太り気味で日本の柴犬とは違うようだ。何処から来たのか聞くと、生まれは中国だそうだ。
「ふくろう共和国」の大統領夫人に買われ、「アカイヌ王国」へ行くよう言われたとのこと、歩いて来るのにはあまりにも遠いのでクロネコヤマトのトラックに乗って来た。
「アカイヌ王国」ではきっと可愛がってもらえると聞いたのでよろしく頼むと言う。居場所はベランダで良いと言うのでおいてやることにした。

「アカイヌ山荘」には生きた柴犬は一匹も来ないのに、柴犬のまがい物は集まって来る。しかもどいつも動かない。餌をやらなくてもいいし、散歩に行かなくても文句を言わないので楽ではある。数が増えると呼ぶのに、オイとかコラではどれだかわからない。名前を付ける必要に迫られた。大きい順にクリ、モモ、ベリー、グミとした。なんだか庭に植えようとしている果樹の名のようだ。

    クリ            モモ         ベリー

 

フクロウがやって来た(2002・9)

 

先日、フクロウが2羽、甲斐小泉の駅近くにある「昼のふくろう」というギャラリーから飛んできて、一羽は<BR>
階段の壁に、もう一羽は玄関の時計の下に留まった。<BR>
 階段の壁に留まったフクロウは夜になると眼を光らせ、常夜灯の如き一晩中階段を照らしてくれる。これで夜、階段を上り下りするとき踏み外すことがなくなった。玄関のフクロウは留まっている枝に帽子でも掛けて置けば、外出のとき帽子が必要であれば靴を脱がなくてもすぐ取ることが出来る。

ステンドグラス製 夜はこのように眼を光らす 鉄製

 

 

玄関ドアーの横に看板がつきました(2003.9)
                         

これは一応外国製(オーストラリア)です。中央にある絵はラベンダーです。本当はアカイヌの絵にしたかったのですが、オーストラリアには柴犬がいないので職人さんが柴犬の絵を描くことが出来ないのです。犬の絵というと耳の垂れた洋犬ばかりしか描けないので、庭に植えたあるラベンダーにしました。

文字や絵の型を作り、それに鉄を流し込んで作るので、本当のオーダーメイドです。

 

 

またまた棚の上の置物が増えました(2003.12  

 

棚の上の細々とした置物が増えて全部のせきれなくなり下の段に移っているものもあります。

増えた物は下に写真を載せますが、ブタの焼き物、木彫りのブタ、スノーマンの人形、焼き物とぬいぐるみのアカイヌの子犬、犬がいる傘立て、フランス製の鳩小屋と家の形をした小物入れの焼き物、エッグスタンドとクルミ割り人形、麦藁で出来た馬、炭で作った犬等です。

上の3点は「ふくろう共和国」からの贈り物です。真ん中のぬいぐるみの子犬はいつもソファーの背もたれの上にいて、ソファーにうたた寝をいている王国の女王様を見下ろしています。なかなかの愛嬌者です。アカイヌ山荘にどういう訳か黒犬が一匹紛れ込んでいます。炭で出来ていて悪臭を吸い込んでくれるそうです。

 

下の3点は「雑木庵」からの贈り物で、左の焼き物はフランス旅行の土産です。左が鳩小屋、右が小物入れです。傘立てと右の子犬の焼き物は瀬戸の陶芸市のお土産です。

麦藁で出来た馬で、馬籠に旅行したときに買った郷土玩具です。 ドイツ旅行したときミュンヘンで手に入れたエッグスタンドの焼き物と木彫りのサンタの人形です。
八ヶ岳リゾートアウトレットで手に入れた木彫りのブタで東南アジアの作品です。 八ヶ岳リゾートアウトレットで買い物をしたときの景品です。

ブルーベリーの収穫 (2004・8)

 

東京砦の給排水管の工事のため、今年の夏は東京砦で過ごすことになり、アカイヌ山荘は2ケ月近く留守をすることになった。


 2ケ月振りのアカイヌ山荘は庭一面に雑草がはびこり、苦労して植えた草花に覆い被さっていた。特に葛の蔦は草花の茎だけでなく、シモツケや萩の木、ブルーベリーの木まで締め付けるように巻き付いていた。雑草と言えども可愛い花を咲かせているとむげに刈り取るのも可愛そうで出来るだけ残してやった。今年の気候は雑草の中でもツユクサ、ツリガネニンジン、萩をよく育てた。特に萩は植えてはいないのに4ケ所株立ちで茂り、私の背の高さ以上に伸びて花を咲かせていた。ススキノの穂も出ていてもはや秋の気配を感じた。


 熟れすぎて地面に落ちてしまったのではないかと思っていたブルーベリーの実が未だ付いていて収穫することが出来た。食後のデザートとして食べたが、食べきれないのでジャムを作ってみた。少し砂糖を多く入れすぎたが結構美味しくパンに付けて食べた。今度行ったときは2回目の収穫が出来るだろう。

 

柴犬の訪問 (2004・8)

 

春に一度アカイヌ山荘に遊びに柴犬が、ドアが開いていたのでまた訪ねて来た。挨拶だけでなく、おやつをおねだりしてなかなか帰らず、お菓子を少しやったら気が済んだらしく、ベランダで遊び一休みして帰って行った。この犬は近くに工事に来る職人が飼っていて、連れてきて仕事中は放しているので可愛がって呉れそうな家を訪れる。名前は分からない。聞いても言わない。車のエンジンの音には敏感である。置かれたまま飼い主が帰って行くと大変だと思っているらしい。以前に遊びほうけていて帰りの車に間に合わず、車に乗せて貰えなくて車の後を走って追っかけたことがあるらしい。

(イツモ留守ガチナ家ダガ今日ハ戸ガ開イテイル、チョット挨拶シテ、オヤツヲ貰オウ)

「ゴメン下サイ、戸ガ開イテイマスガ、ゴ在宅デスカ」
『誰ですか? あ! 春に一度来た犬だね。何の用ですか』

「春ニ来タトキ、オヤツガ貰エタノデ、今日モ貰エルカト思ッテ、覗イテ見マシタ」
『今日はおやつはありません。無い物は上げることが出来ません』
「無イコトハナイト思ウ。呉レルマデ玄関ニ座リ込ミ、イヤ、寝込ミヲシテ待トウ」
『寝込みをして待っていても、無い物はないのだから上げることが出来ません』

「デモ、オバチャンノ前掛ケノ、ポケットノ中カラ、オ菓子ノ臭イガスル。キット中ニアルニチガイナイ。早ク頂戴」
『あなたの名前は何て言うの』
「ワタシハ犬ダケン、人間ノ言葉デ言エンワン」

「ヤット、オ菓子ガ貰エタ」
「ベランダデ遊ンデイタラ少シ疲レタ」
「一休ミシテカラ帰ロウ」